アプリ開発が始まると、まずは要件定義を行うのですが、取り分けこの期間に頭に入れておいて頂きたいことがあります。
それは、アプリ開発会社のプロのエンジニアは、開発のプロではあっても、あなたの業界、ましてや、あなたの会社の業務のプロではない事です。
それは当然だと思って頂いているのであれば、読み飛ばしてください。
しかし、何を言わんとしてるのか?と少しでも思ったのならばお読みください。
これは我々の業界にも言える事ですが、日々自分たちの業界、そして、会社の中で仕事を行なっていると、そこで使っている専門用語は、いつしか「専門」用語でなくなっており、自分たちにとって「一般」用語となってしまいます。
また、自社特有の仕事の進め方であったり、仕事で起こる様々な出来事ですら、時間が経つにつれ自分にとっては仕事における常識になっているのです。
分かりやすく考えると、新卒が入ってきたときに、何も教えなくても理解できている事かどうかです。
何も教えなくとも分かっていること、それは常識なのでしょう。
その会社に入るため、一生懸命、業界の事を勉強してきました。だからと言って、いきなり会社の業務全てを理解している事はありえませんよね?
つまり、誰にでも通用する常識は思ったよりも少ないということが分かります。
要件定義では自分の「常識」は忘れて取り組む
要件定義を行う際に、ついつい「これは言わなくても分かるだろう」と説明を省く、あるいはそもそもそんな事すら考えない。
その先にあるのは失敗プロジェクトです。
自分たちが常識と考えていることが、アプリ開発会社にとっては常識ではなく、要件に漏れ、それに気が付いたのは完成してから。
どうなるでしょう?
簡単な修正ならば、よかった。で、済みます。
しかし、簡単でない場合、データベースに管理項目を追加しなければならない、というようなことになれば、一部設計をやり直し、プログラムを修正し、再テスト、期間はさらに2週間、追加費用は・・・ということになってしまいます。
昔の思い出になるのですが、あるお客様と新しいシステム開発をする事になりました。
要件定義前にできれば理想的なこと
その時、要件定義の前にお客様がされたこと。
それは、システム化する業務についての勉強会です。
わざわざ資料を作ってきて頂き、数日間にわたって業務の勉強会を開いて頂いたのです。
そして業務で使用する用語を一つ一つ定義し、説明して頂きました。誰が聞いても同じ意味で解釈できるようにです。
そこまでやったからこそ、開発は大成功に終わりました!
とは、実際にはならず、試行錯誤を繰り返し、徹夜を繰り返しながら完成に結びつけました。
なにせ、お客様の業界での新商品を管理するためのシステムであり、業界内でも開発事例が極めて少ない状態であったため、お客様ご自身でも理解しきれなかったこともあったりしたためです。
しかし、間違いなく言えるのは、そのような勉強会があったからこそ、関係者のスタートラインを揃えることができ、開発への導入がスムーズになったのです。もし、それがなければ、完成までの道のりは遠のいたことでしょう。
ここまでして、先ずは入り口に入れたようなもの
専門用語も使いながら要件定義を進められるようになります。
システムのプロであっても、あなたの業界については、新入社員と同じと考えて話を進めることで、思い違いや、定義もれが少しでも減らすことができるようになるのです。
それは、ひいては追加費用や納期遅延防止に役立つものになります。
念のための一言、余分かもしれない説明は間違いなく、プロジェクトの成功に役に立つのです。
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